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スガノのLプラウ

google map で散策中、山の上に怪しいプラウが鎮座しているのを発見した。 これは例のスイングプラウの残骸に間違いないと思い、2025年6月29日、山のてっぺん、S牧場入口付近の彼を訪問した。

ただのサビの塊に見えるが...

左側のボトム2連が外されており、原型はそれほどとどめていないが、とても希少なLプラウである。 まさに草むらのヒーローだ。

数年前にM工建で見たものとは仕様が異なっており、

である。

モールドボードは草地更新用の24"、という点は共通している。

もっとも、この個体には...

プレートがまだくっついている!!!

読み取ると、

と書いてある。

型式を読み取ると

10RYってことは、74年位のカタログの旧型式表示、の書き方に習っているから、それ以前のプラウなのだろう。

当時のワンウェイプラウは1OY2421D であったから、RでA付はなかなか高価そうだ。

職員の人に詳細を聴いてみたら、

ということで、まだ現役らしい。

よく見るとマストが回転する構造になっていて、曲げ強度とかどうなんだろうと思ったけど邪推だろう。

現在のような上下のリバーシブル技術が作れなかった当時に、なるべく効率を上げようと試行錯誤して創られた、素晴らしいプラウである。

今までスイングプラウと呼んでいたけど、やっぱり形からLプラウと呼ぶことにしよう。

たくさん拝んで、プラウを後にした。