水稲の不耕起栽培技術について
一昔前,20世紀の終わりには,水稲の不耕起栽培,少耕起栽培が盛んに研究されていた. しかし,現在の主流は,しっかり代掻きをすることにある.
日本人のしっかりしたところというか,そういうところが出ているのだろうけど,当時はどのような研究が行われ,どのような成果が出て,どのように現場に評価されていたのであろうか.
まとめてみた.
論文とか
- 水稲の不耕起及び部分耕移植栽培
- 水稲不耕起移植栽培の温室効果ガス削減
- 水稲不耕起、無代かき移植栽培による低湿重粘土の畑地化維持効果
- 畑地化維持効果2
- 水稲の不耕起栽培法の特徴
- 水稲の不耕起移植栽培方法
- 水稲の無代掻き移植シアビア,不耕起移植栽培
- 不耕起V溝直播
- 不耕起農法
- 汎用水田における根の垂直分布
- 不耕起播種機の開発
- 秋田の不耕起
主な目的
- 省力化
- 畑地土壌構造の維持,転換畑に有利な物理構造の維持
- 水質汚濁の防止
- グライ土・泥炭・黒泥土などの排水不良田での根腐れ防止,地耐力の向上,透水性の維持
- 二酸化炭素排出削減
完全不耕起移植
前作の稲株が残っている状態で,そのまま耕さずに入水して,移植する技術である.
部分耕移植
全面を耕すのではなく,strip-tillのような部分耕の考え方で,移植する部分のみを耕起する.
無代掻き移植
代掻きをせずに,耕起してそのまま移植する技術である.