AgMachine

日本のレベラー

小松製作所が均土機を製作して飛行場建設を加速させようとした,というブルドーザ開発が日本における土を機械で平にする始まりであろう.

そのあと,ランドプレーナーというか,牽引式の,フレーム構造を以てほ場凹凸差を小さくする機械でアメリカの水田ほ場などは均平作業が行われた.

農業の現場でも,ブルで押し均せばある程度均等になることはわかっていたが,やはり水田の水張りともなればほ場の均平度は厳しく要求されてしまう.人の手では限度があるというものだ.

そこで,日特金属工業がブルドーザーのブレードの高さをレーザーで制御する技術を昭和37年11月頃から「レベルセッチング」という水平面造成方法を開発していた(ブルドーザ物語,p153)

ブルドーザのブレードでも均平にはできるのだが,なぜ専用機が用いられるようになったのだろうか.

レーザー光利用による水田の自動均平化技術の開発(第1法)(木村,1987, 農機学会東北支部報)

これが,国内最初のとりくみだろうか.

これが結局第5報くらいまでいっている.

大区画水田の均平(山路,1989,農土誌)

曰く,ブルドーザよりも精度の高い作業を行う祭に,トラクタ牽引型の作業機(専用機)が用いられると書いてある.

ブルドーザだと90 mmくらいの標準偏差であるものが,ランドレベラーだと30-40 mm位の標準偏差となったらしい.

これは当時の話で2025年現在だともう少しレーザーブルの均平精度も良いものになっているのだろうけれど,どうなのだろうか.

レーザー光利用による半自動均平機の性能(高橋,1993, 東北農業研究)

リアグレーダを用いて直装型のレベラーを試作している.

全自動式レーザーほ場均平機の作業性能と均平状態ガ水稲の生育に与える影響(木村, 1994, 東北農業研究)

木村らが試作した,牽引式のレベラーが,国産レベラーの1号機か.

自動地形測量装置の開発(本橋,農土誌, 1994)

均平が求められるようになってきて,このような地形測量技術も発達してきた.

ほ場均平作業の新技術(矢治, 1997, 農機誌)

東北の方々のレビュー記事. 唯一,木村さんの1987年の報告を引用している.

3ha 区画ほ場での省力化技術体系の実証(伊藤,東北農業研究,1998)

レーザープラウとレーザーレベラ(ブル)らしい.

レーザー作業機の勃興はこのくらいということだろうか.

不練レーザー耕法(田辺,農機誌, 1998)

田辺さんの記事.

不練の体系はスガノが1995年に開発したらしい

東北平坦水田における大区画化と直播栽培による低コスト作業技術の開発(第2報)(木村,農作業研究, 1999)

第1報

に続くもので,レーザー代掻き機みたいなのが紹介されている.

レーザー作業機軍のげん所うと今後の展望(小澤,農機誌, 2004)

2004年のまとめ記事